Thursday, 14 May 2015

口臭の原因

口臭は大きく分けて、(1)真性口臭、(2)仮性口臭、(3)その他(おもに口臭恐怖症)の三つに分けることができます(表1)。真性口臭は他の人が明らかに臭いが分かるもので、病気とは関係なく起こる生理的口臭と病的口臭に分けられます。

生理的口臭は起床時や空腹時、過労や緊張したときに起こりやすくなります。口の中はだ液によって絶えず自浄作用が働いていますが、だ液が少なくなってくると口臭が強くなります。たとえば朝起きたときには口臭が比較的強くなります。睡眠中にだ液の分泌が少なくなって細菌が増殖し、口の中が汚れ、口臭が強くなってくるためです。緊張してだ液が少なくなったときや、女性なら妊娠中にホルモンの影響でだ液が減少し、口臭が強くなることがあります。

病的口臭の多くは虫歯や歯周病が原因で、進行すると歯垢が落としにくくなり、歯垢がもとで悪臭が作り出され、さらに病状が進むという悪循環が繰り返されます。虫歯や歯周病では原因なる細菌が臭気のあるガスを発生しやすいために口臭を生じやすくなります。舌の表面に白いコケができる舌苔(ぜったい)も口臭の源とされています。しかし舌苔を取り除くためにあまり舌を強くこすると表面を傷つけ、炎症を起こすためにみがき過ぎには注意が必要です。舌苔を安全に取り除くには、舌苔は舌の置くに付きやすいため、柔らかい歯ブラシや舌ブラシでやさしくこするとよいでしょう。くれぐれもこすりすぎないようにすべきです。(タービンハンドピース)

全身の病気も口臭の原因になることがあります。糖尿病では甘酸っぱい口臭、肝臓病では腐ったような口臭が出ることがあります。

仮性口臭は心因性口臭ともいえるもので、生理的な範囲での口臭しか感じられないのに、本人が強く口臭を訴える場合です。人には分かってもらえない口臭なので本人の悩みも強く、ひどくなると口臭を気にするあまり、緊張と恐怖のために他の人との会話もできなくなる口臭恐怖症となることもあります。こうなると心療内科や精神科での治療が必要となりますが、このような例はごく少数です。(光重合器)

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